◆活動のご報告【あべゆきの2月】
こんにちは、最上町地域おこし協力隊の阿部有希です。
私は1月から3年目の活動に入りました。協力隊の活動は3年で卒業となりますので、卒業を迎える12月まで思い残しのないように”私らしさ”を全開で頑張っていきます!
さて、2月の出来事と言えば、東根市小田島公民館様ご依頼のお母さんのための婚活講座が開催されました。
婚活とは、結婚したい本人の問題だけでないと思っています。
未婚の子を持ち悩んでいるお母さんたちに向けて行う【お母さんのための婚活講座】と、地域が一緒になって現代の婚活を理解するための【現代版仲人講座】がこの地域には最も必要な事だと考えていて、1年目の活動からそこを何度も繰り返し講座を開催させていただきました。
それを声高に叫んでいたところ見つけてくださって声を掛けていただいたのは山形新聞さんでした。「子の結婚に悩んでいるお母さん達にメッセージを書いてほしい」という依頼があって、7月に提言のコーナーへの寄稿をさせていただきました。
そして、その記事を読んで「ぜひこの地区のお母さん達にも講座をしてほしい」と依頼いただきまして、わざわざ東根市から最上町へと足を運んでくださったのです。
婚活婚活婚活、といえばいうほど離れていった最上町でしたが、対照的に周囲の地域からは多く声がかかるようになっていきました。東根市、金山町、川西町と町外で講座を開催した回数は1年間で合計12回にもなります。
さて、話は戻って東根市さん。小田島地区という場所は、東根市の中でも過疎が進んでいる地域とのことで、やっぱり娘さん息子さんの将来が気になっているのだそうです。
そばにいてほしい、でも結婚もしてほしい、孫の顔も見たい・・・・でも本人には結婚する気があるの?という気持ちをぶつけてもらいました。
「婚活イベントにも参加しない」という声もあったので、イベントでは実際にどんなことをするのかを知ってもらうために【自己紹介5分間】を体験してもらいました。が、「先生、これいつまでやるの?もうやらなくていいんじゃないか・・・」との声も上がるほど、自己紹介や自分のことを話す、というのは大変な事なのですね。
その他にも現代の婚活事情や結婚したいと思っている人の気持ち、お母さん達に声掛けしてほしい事、NGワードなどをお伝えしました。
さらに、たらふく工房さんでのランチタイムをしながら、意見交換と個別の相談時間をもうけ、あっという間に4時間が経っていきました。
帰りのバスの中で「来年もまた来たい」などの声も上がったそうで、楽しんでくださったようです。
私は「いやいや、早く結婚してほしい」とも心の中で思いましたが、どの講座でもそうですが時間内にお母さん達に伝えられるのはほんの入り口だけなので、回を重ねながら、お母さん達も未婚の人の気持ちを理解することに近づいていければいいなと思うのです。
町外からの依頼が多かった2年目の活動ですが、3年目はぜひ町内でも多くの方にお母さん講座と現代版仲人講座を知ってもらい、地域として婚活を意識してほしいです。