はいっと!協力隊の松田です。
先日までの厳しい残暑から一転、すっかり秋の気温となりました最上町です。
話は逸れて、私は多忙になると映画に逃げます。ここ最近週に2本程度消費しており、いかに現実逃避しているかが自覚できる日々です。先日『カッコーの巣の上で』という映画を再鑑賞しました。ルールや非人道的対応を強いる精神科病院に入院した主人公役のジャックニコルソンが、自由を求め続ける物語。ユーモラスで痛快、だけど社会背景などを考えさせられる素晴らしい映画でした。オススメです。
さて、これは協力隊ブログなので、早速活動報告せねば(笑)
私の新たな活動、というか町から依頼された事業が開始いたしました。
それは食生活改善推進員(以下ヘルスメイト)の養成講座の講師業です。
ヘルスメイトとは一口で表しますと、
『健全な食生活を自らが実践し、その健康づくりについて地域住民に伝える人々のこと。』
ということになろうかと思います。ヘルスメイト養成講座は、地域に健康づくりの環を広げようと厚生労働省が昭和20年代から取り組んできていることです。その講師業をお願いされるとは光栄であるとともに、新たに学ぶ機会として最良でした。最後に所感を述べたいと思います。
では、内容を写真で見ていきましょう!
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流れはこうです。
▲最初に渋井健康福祉課課長よりごあいさつをいただきました。
▲そして最初に1時間の講話です。このたびは「ヘルスメイトとは何か?健康とは何か?」についてお話させて頂きました。みなさん1回目ということもあり緊張されていましたが、私が一番緊張していることは言うまでもありません。笑
▲そして最後に調理実習です。みなさん主婦業やお仕事の関係など、調理に関してはお手の物。私があまり説明せずともサクサク進みました(笑)
▲このたびのメニューです。「納豆かいもち・くじら汁・揚げない揚げびたし・きなこぼた餅」。元ネタは『伝えたいもがみの味』という最上町食生活改善推進協議会の先輩方が作られた冊子になります。大変おいしかった、ごちそうさまでした。
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やはり郷土で食べ継がれてきたものがその土地の人間には適しているものと私は考えています。それはヒトの健康、そして環境への配慮という観点からもです。
戦後70年に及び続いてきた栄養教育ですが、残念ながら生活習慣病の患者数の減少にはつながっていません。それは郷土で受け継がれてきた食べ方の代わりに、西洋から輸入した栄養学へと転換を強いてきたことも一因としてあるものと私は考えています。
このたびのヘルスメイト養成講座は郷土文化の継承と生活習慣病予防がどうつながるのか、この点を中心にお話し、郷土文化の見直しと実践について説いていこうと思っています(^^)
最後に参加者のみなさんのあたたかい雰囲気に助けられながら、第1回を終えることができました。色々とお取次ぎや準備のご協力頂いた、健康福祉課の菅智子係長、保健師の今野さん、誠にありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
松田でした~(^O^) S