2014年も始まり、早くも1月が終わろうとしています。
早いですね~。ぼ~っとしているだけでも時間はアッという間に過ぎてしまいます。
1日、1日を大切に生きないと!!毎日を楽しくしていくぞっと。
今日は、先日行われた赤倉地区の正月の伝統行事
「鳥追い祭り」について書こうと思います!
鳥追い祭りって?と思われる方が多いと思いますので説明します。
東北に正月のしめ飾りやお札を燃やす「どんと祭」は数あれど
赤倉温泉では「鳥追い」といって
下帯一枚の男衆がタイマツを片手に雄たけびを上げ
町中を走り回り、どんと祭会場で点火し
その後は旅館・お祝い事のあった家、飲食店を訪問し
家内安全商売繁盛を祈願する気力と体力勝負
のお祭りなのであります。
今回、この「鳥追い祭り」に
地域おこし協力隊の中で、男の中の男である
わたくし宮本が走り手として参加することになりました!!
ここからは、先日行われた?対談の様子をお送りいたします。
インタビュアー 滝川 クリステ○さん
滝川:なぜ?今回走ることになったんですか?
宮本:赤倉地区とは、春の赤倉温泉春祭りからのお付き合いで良くして頂いていますし仙台にいる時から、裸参りなどを見ていたので以前から興味がありました。さらに、地元の若者が走らなくなってしまっているという現状を聞き自分が走ることで、少しでも地域の若者に刺激になってもらえればと思いました。
滝川:地元の若者が少なくなっているということですが、
それは寂しいですね?
宮本:そうですね。
一時は走り手不足で存続の危機にあったこのお祭りも、
国際ボランティアサークル「NICE」
町内の有志で運営している「鳥追い会」
この2団体により、鳥追いという伝統を守り続けています。
滝川:国際ボランティアサークル「NICE」というのは?
宮本:国内・海外ボランティア活動を行っている団体で、赤倉地区とはもう長い付きあい。毎年、走り手だけでなく走り手のサポートやお祭りの準備などを手伝いに首都圏から若者が来てくれています。今年は、女の子5人・男の子4人の9人が来てくれました!
当日には、そのNICEのメンバーの友達の女の子も加わり10人に!この鳥追いは人気で募集を出すとすぐに埋まってしまうそうで、実はリピーターも多く、今回来ていた人で今年で6回目という人もいました!
国際ボランティアサークル NICE ホームページ
滝川:本番までは、どんな準備があるんですか?
宮本:まず、前日の夜に当日使うたいまつを作る準備をします。棒に、タオルを針金でしっかりくくり付けます。でないと、走っているときに落ちてきてしまうからです。ひとつあたり30分ぐらいの燃焼時間なので、人数×2本ぐらいを作ります。
当日は、出発の時に火をもらい祈祷する神社の雪投げ、お祭り会場の設営・だんご差しなどの飾りつけをして、午後から夕方までは体力を温存するために、仮眠を取ります。
滝川:仮眠ですか・・・羨ましい。
宮本:何を言っているんですか!
これも大事な準備なんです!(少し怒り気味)
滝川:失礼しました(少し困惑気味)
そしていよいよ本番を迎えるんですね?
宮本:そうです!夕方、普段一般の人は入れない村湯に入り、お湯とお酒で体を温めてその場で、ふんどしを巻いてもらいます。そして、神社でお祈りをして火をもらいます。
今回の走り手は、地域の人とNICEのメンバー合わせて10人が走りました!
滝川:それでは、当日の様子を撮影していますのでご覧ください!
撮影は、あの旗門カメラマンで有名な鈴木天民隊員です。
はりきってどうぞ!
滝川:凄い迫力ですね?そして寒くはないんですか?
宮本:走っていると寒くはありませんでしたね!天候にも恵まれて走りやすかったです!走り終えた後の達成感は、忘れられませんね!一度、走ると病みつきになるというのが分かった気がします!
滝川:では最後に、このブログを見ている
みなさんに一言お願い致します!
宮本:今回、このお祭りに参加して感じたことは、やはり若い人が積極的にお祭りに参加することで、地域は元気になるという事。赤倉と「NICE」の交流をこれからも継続していきながら、赤倉地区、最上町を元気にしていきたい。そして、地域の若者が自分達の住む町に興味を持ち、自分達の手で古き良き伝統を残そうと考えてもらえるように、自分は今後も、きっかけになり続けたいと思います!
滝川:ありがとうございました! これからも最上町の素敵な「お・も・て・な・し」を期待しています。