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遅ばせながらご報告 by 松田

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はいっとぅ(^O^) 協力隊の松田です。というあいさつも板に付いてきたでしょうか?

 

本日はちょっと真面目なご報告。(いつもは?笑)

そして言うまでもなく長文です。悪しからず笑

 

冒頭のあいさつが板に付いてきたかと思われる今日この頃。

思えば僕が最上町に帰ってきてから早くも2年という歳月が過ぎました。

つまり、協力隊としての任期も残すところあと1年となります。

最初は「何をやったらいいんだろ?ホームなのに。」

と協力隊としての活動にジレンマを感じていたこの職分も、

町の方々の

 

『松田くんこっち手伝ってけろ~』

 

という大変あたたかいお言葉に導かれて、

たらふく工房満沢さんの立ち上げや、イベントへの参加など

大変充実し、忙しい日々を送らせて頂けるまでになりました。

この場をお借りして町の方々に改めてお礼申し上げたいと思います。

いつも本当にありがとうございます。

 

 

繰り返しになりますが、これほどの恩を頂きながら、

僕の協力隊としての活動はあと1年となりました。

もちろんゴールを考えていない訳がありません。

(人生ゴールなどないのだけど。その話は一旦置いておきます。)

 

「何をしようかな?」

 

協力隊として活動をし始めた頃と同じ疑問のように思えますが、

具体性が全然違います。

最上町で活動してきた2年間の経験から、そしてこれまで

生きてきた29年間の経験から、やりたいことが少しずつ

明らかになりました。

 

 

そして、そのやりたいことのひとつが

 

『料理』

 

でした。

 

 

大学進学時に進路選択を迫られたとき、

「家業(製材所)」か「料理人」

だったことはずっと覚えていたのだけど、

関東にいた約9年、

背伸びをしてみたり、隣の畑が青く見えたりで、

やりたいことがブレブレだったように思います。

 

 

だから、改めて『料理がやりたい』と思ったとき、

すごくしっくりきたのでした。

 

 

そして昨年末、

宮城県涌谷町にある

『フランス料理店 ボーヴィリエ』の庄子シェフ

に弟子入りしました。

 

 

そして今日に至るまで、

料理をやるにあたっての心構えから食材の選び方、

下ごしらえ、掃除、洗物、そして調理に至るまで、

料理にかかわる一切を、彼から学んでいます。

 

 

少し実例を交えますと、

 

▲野菜のゆで加減についての指導。彼が庄子正弘シェフです。

 

▲mis en place(ミザンプラス:下ごしらえのことです。)

 

▲盛付、調理補助

 

▲コース料理のテーブルセッティング

 

▲ドレッシングと野菜を合わせたときの味の変化について

 

 

などなど、、、これらはほんの一例でして、

大変広範なことをときには厳しく、ときには和やかにご指導頂いています。

 

 

 

結局何を報告したいかと言いますと、

現在松田の活動軸のひとつして、

『料理修行中』です!

ということをご報告したいのでした。

 

 

もちろん学んだことを還元しなくては、

ということも忘れてはおりません。

微力ながら、

 

〇青空市での振る舞い

▲このときは「ポトフ」というフランスの代表的なスープを提供しました。

 

〇桜祭りへの出店

▲こちらではポトフ、、、ってそればっかりやないかい!

と焦らなくても大丈夫(笑)

 

〇映画上映イベントでの振る舞い

    

▲メニューカード      <山のパテ サラダ仕立て>

    

<アスパラガスポタージュ> <ふきのとうのアイスクリーム>

▲はじめてコースというかたちで人様に僕のフランス料理を提供しました。ひっじょーに準備が大変だったんですが、その分「美味しかったよ」の声が嬉しく、改めて料理という選択のやりがいを実感した日でした。

イベント詳細はこちら↓

「simplifeシンプライフってってなに?タイニーハウスを見てみよう!in Yamagata 赤倉」

 

 

などなど、町民の方々に僕の料理を提供する機会をいただいています。

そしてそれを通じて、

 

・最上にある食材ってこんな食べ方もあるんだ。や、

・これって食べられたんだ。いけるっ!

 

といった驚きや発見を提供できたらと思っています。

流通が発展して文化交流が進んだからこそ、

この土地に元々あったものの価値を僕が発見、発信していきたいと思っています。

 

任期終了後の生業につなげられるよう努力します。

が、いまはまだガチガチにゴールは設定していません。

だからはっきり言えば、任期終了後どうなるかはまだ分かりません。

 

でも、この町の自然とそこから頂く食材、生産者、作り手、

みんな好きです。それもはっきりと言えることです。

 

これらをきちんと次世代につないでいくために、

料理を通じて貢献できたらと思っています。

 

 

いつも通りの長文になってしまいましたが、

以上、遅ばせながらの報告でした。

お付き合いいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします(^^) S